夢か現か?「ストーカー被害」をリアルに描いたアニメ映画『 PERFECT BLUE 』



1998年のアニメ映画です。
日本ではR15指定とされています・・・が、他の国ではほぼR18だそうです。
ですよね~って感じの物凄く大人向けのアニメです。

アニメと思って、軽い気持ちや大人数などで観ると
大人でもショッキングなシーンがわんさか出て来ると思いますので、色んな意味で気を付けて観たほうが良い映画です。


別記事で紹介している「ブラック・スワン」の監督が この映画のリメイク権を持っていまして、
「 ブラック・スワン 」の公開当時、主人公の名前など 少し似ている部分がある為 「 ブラック・スワン 」が「パーフェクトブルー」のリメイク版ではないかと話題になっていましたが無関係だそうです。
なので、いつか本当にハリウッドでリメイクされる日が来るかもしれませんね!




ストーリーは、主人公の女の子・未麻が事務所の方針もあって、アイドルから女優へと転身しようとするのですが
女優の仕事はヌード写真などアイドル時代には考えられないような性を売りにした過激なものばかり。
アイドル時代のファンは喜ばず、自身も苦痛な想いまでして女優になりたいのだろうかと自分自身が分からなくなり始める。

また、同時にネット上では未麻を装った、未麻の日常を監視しているとしか思えない詳細な日記が公開と更新され続けており、未麻はやがて、ネット上の自分の偽物(アイドル時代の自分の幻影)にも精神的に追い込まれて行く。
偽物の未麻はアイドル時代の未麻の特徴をとらえており、未麻が本当は女優の仕事を苦痛に感じている事なども知っている・・・ように見える、確実に本物を監視していると思われる日記を書く。 )


それでも、頑張り続けて女優への道が軌道に乗り始めようとした矢先、グラビア写真を撮ったカメラマンなど未麻に過激な仕事を要求した関係者が次々に殺害されるという怪事件が発生。
未麻は、熱狂的な追っかけの男性に脅えるようになるのだが・・・・って感じの話なんですが、犯人はお前か的なオチが待ってます。


原作の小説があるそうなのですが、ほとんど関係無いそうです。



↓ 続きは少しネタバレしてるのでお気をつけて下さい。





公開当時はDVDでは無くてビデオの時代!
ビデオに成りたての頃に「 とにかく、観てくれ(君ならこの内容でも観れる!) 」と友人に勧められたと言うか、謎の信頼感から強制的に押し付けられて観たのですが(笑w)たぶん、グロ描写が大丈夫だからです。 
当時の私は「 単純に面白かった 」 「 気味が悪い 」「 何が何やら わからない部分もあるな 」ぐらいに思っていたのですが、現在の私はハッキリと解かります。


この映画はとても描写がリアルなんです。


昔の私が感じた「 何が何やら わからない部分 」・・・それは、主人公がストーカーへの恐怖と、仕事などへの不安感と嫌悪感で精神的に追い込まれて行く描写でした。
物語の中で、主人公の精神状態が どんどんおかしくなって行っちゃってるんですね。

視聴当時より、もっとBBA  大人になって観た最近の方が 色々エグかったです。
男性向けのアニメになるのかな?・・・女性には 色んな意味で少しキツい内容かもしれない?
未麻に対して、親心的な気持ちが働く マネージャーのルミちゃんの気持ちも解からなくはなかったです。


あと、「 解離性障害(解離性同一障害) 」とか精神疾患についての台詞も多かったんだなーと
最初に視聴した当時は「何か専門用語だな」ぐらいでスルーだったのですが(笑w)
でも、現在の私はネットで調べなくても何を話しているのか・どういう意味が込められているのか耳にした瞬間に理解できるようになってしまっていました。

そして、良い事なのか悲しい事なのか
この映画は 同性ストーカーの恐ろしさもリアルに描写されてるなーという事が解かるようになっちゃっていました。(;´∀`)


そう、未麻の予想通りに男性ストーカーも居たんだけど、同性の女性ストーカーも居たのです・・・!


ラストの方で、鏡や硝子には本当の姿が映っているんだけど
ふわふわ~とアイドルの未麻が幻想的に本物の未麻を追いかけるシーン。
あれは、たぶん、アイツの妄想が映像になってるんですよね?


映像的には、あのふわっとした動きは個人的にすごく好きなんですけど 、あの映像の意味を考えると全然 笑えない自分も居ます。(^-^;
アイツが言う台詞も、未麻が叫ぶ台詞も あるあるみたいなもんです。
自分の物真似しながら、自分を殺しにかかる変な女が目の前に居る恐怖が とてもリアルです。



別記事に、たまに書く同性ストーカー特有の「 被害者への成り代わり願望 」
これが1998年の時点で、アニメの中でリアルに映像化されてるんです・・・!
「 言っとくけど、同性ストーカーもヤバいからね 」って、キチンと描かれてるんですよ。凄いと思います。



正直な所、同性ストーカー被害って、男女間のストーカー被害以上に軽視されがちだと思います。
女性同士の場合「 女性加害者は、そんなに危険は無いでしょ? ( あなたの方が怖がり過ぎなんじゃないの? )」みたいにね。


確かに、現実ではこの映画みたいに殺人にまでは発展しない事の方が多いのかもしれない。
でも、「 成り代わりたい 」訳ですからね。確実に被害者(本物)を潰しにかかる加害者も居るんです。
この映画は例えエンタメ的な演出や脚色だったとしても、 その万が一のヤバさを解かってくれてる気がしますね。





むか~し、昔・・・この映画を知っていたから「 女性が女性をストーカーする可能性もあるんだよ 」って事を 私は知っていたのかもしれません?
だから、相手が私の物真似し始めた時点で 見切りをつける事が出来たのかもしれない。


そして、この映画を押し付けて来た友人が、別記事で書いている 私が女性加害者によるモラハラ被害で病んだ時に「 必要なら、ちゃんとした病院を紹介するよ 」って言ってくれた友人でもあります。
( すみません、どこに書いたか忘れたのでリンク貼れませんが、どこかに書いてます。笑w )


なんだか、私の人生とも ちょっとした繋がりを感じる・・・
私にとっては不思議な映画でもあります。


でも、何度も観たい映画ではありません(笑w)
それ位に、ひとつひとつが「リアル」なんじゃないかなと思います。



このブログ記事を書く為に、最近、久しぶりにこの映画を視聴してみたのですが
個人的に 未麻は優しいなと思いました。

2人の関係性を考えたら当然なのかもしれないけど、
私だったらラスト近くの道路のシーンで助けに飛び出さないかもしれない。


でも、最後の未麻の相手への言葉は解かります。
そう思えるぐらいには過去の出来事になっているんだなーと思いました。

映画の中も、かなり時間が経過していた様子なので
未麻も過去の出来事になってるからこそ、言えた言葉なのかもしれません。





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Tag:ストーカー 投影性同一視 フレネミー 映画




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