40代女性に多いと言われている「自分は相手に愛されている」と極度の妄想的確信を抱く病気『 クレランボー症候群 』

メンタル  

妄想性障害の1つである『 恋愛妄想(エロトマニア) 』。

自分が相手に愛されていると極度の妄想的確信を抱いている精神疾患で、別名『 クレランボー症候群(Clérambault's Syndrome) 』とも呼ばれています。


病名の「クレランボー」は、この症状について分析したフランス人精神科医の名前。
( ⇒ ガエタン・ガチアン・ド・クレランボー )

患者の7割は40代の女性であるらしく、「 好きな相手に自分は愛されている 」と思い込む病気(れっきとした精神病)なのでストーカー行為に及ぶ事も多いそうです。
女性が多いとされていますが、男性患者も居ます。


クレランボー症候群の患者の " 確信 " は、根拠が無い場合がほとんどであり、完全な虚構や妄想であるといわれています。

相手が自分に惚れている・好意を抱いていると思い込む「純粋色情狂」と、恋愛感情やストーカー行為がコントロールできない「精神自動症」の2類型に分類され、完全な虚構や妄想に基づく「精神薄弱」「ヒステリー」「性倒錯」等なんだそうです。


しかし、患者の中で " 確信 "(勝手な思い込み)が揺らぐ事は 決して無いらしく、
本気で相手と相思相愛の仲だと思い込み、ストーカー行為の自覚意識も罪悪感もほとんど無いのが特徴なのだそうです。
( 統合失調症の主用症状にも近いそうです。 )




クレランボー氏の研究によると、「 クレランボー症候群 」の患者が この病気になってしまうのは『 自分のアイデンティティに充実感を感じられない 』ためなのだそうです。
そのため、『 好きな相手に愛されているという妄想にすがって生きている 』らしいです。

簡単に言えば「 欲求不満 」が この病気を引き起こすようです。
統合失調症、躁うつ病、認知症を患った人にも見られる妄想であると言われており、他の精神疾患を併発している場合も多いそうです。
( 「 ストーカー 」もいろんな精神障害を併発していると言われています。 )




ストレス・悩み 


患者の妄想対象者には共通点が多いらしく、最も多い共通点は自分(患者)よりも社会的地位が上の人物

社会的地位や階級の高い相手が自分に好意を抱いているという妄想は、裏を返せば 患者が社会的地位や階級の高い人物と結びつきたいと渇望しているという事です。
自分のアイデンティティーでは充実感が得られないので、他者を使って満ち足りた気分を味わおうとしているのです。


相手に拒否されたり嫌悪されたりすると、「第三者による妨害(誰かが自分達を引き離そうとしている)」や「相手は愛ゆえに身を引こうとしている」や「毛嫌いする行動を取ることで自分を試している」などといった妄想へ発展して、相手への執着が更に強まり、ストーカー行為に走ったり、怒りで暴力を振るったりする可能性も非常に高いのだそうです。

また、時には相手の拒絶反応を受け止め「 自分に対して嫌がらせをしている 」と逆恨みする事もあり、この場合も ストーカー的で暴力的になるのだそうです。
( しかし、この段階でも 付きまとって来る限りは「相手は反省するはず・本当は自分を愛しているはず」と期待を抱いているのだそうです。)


絶望 


アメリカの精神科医ドリーン・オライオン氏の書籍によると、エロトマニア( Erotomania)の妄想に取り憑かれた者が求めるのは本人が理想化して愛している相手との肉体的な結びつきでは無く、ロマンティックで精神的な一体感 」。
精神的な結びつきを望む妄想は執拗で何年も続き、別の対象を見つけない限り終わらないとされています。


「 クレランボー症候群(エロトマニア) 」の患者は 常に対象の反応を誤解し、相手の何でもない行動や素振を「自分(患者)に気があるから」と思い込んで舞い上がり、ハッキリと拒絶されても「愛を告白された」と誤解したり、延々と都合の良い妄想を繰り返すため、
多数の研究者の見解からもエロトマニアの場合は 対象からの強制的な隔離、禁止命令の取得や収監などの法的な介入が必要であるとされているそうです。

隔離や入院処置を必要とするのは、妄想によるしつこい好意だけが原因では無く、
相手に危害を加える可能性も極めて高い症候群であるためです。
「 クレランボー症候群(エロトマニア) 」とは、非常に深刻な精神疾患なのです。


さらに、司法精神科医のリード・メロイ氏が 「 愛の対象を必死になって追い求め続ければ、対象もいつか必ず自分の愛に応える」という過剰に理想化された考えを持つ人物の事を『  ボーダーライン・エロトマニア型妄想性障害 と命名しています。


「 ボーダーライン・エロトマニア 」は、妄想に取り憑かれているようなエロトマニアとは違い、
対象となる相手と接触して初めて異常な執着を持つようになるタイプ。

ストーカー行為に走る可能性が極めて高く、近年のストーカー犯罪は「 ボーダーライン・エロトマニア 」が多いかもしれないという意見もあるようです。

( 元々、ストーカーの種類の1つに「ボーダーライン型」というのがあります。ボーダーライン症状の人物とストーカーの関連性は高いという事ではないでしょうか? )




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Tag:ストーカー 人間関係




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